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地方開催と創生

(H29年01月25日)

地方開催の模索(その1)

全国各地の構造のご支援を開始して9年目・・・各地の現状から創生のお話です。

一極集中が論じられ、分散化を目指せば「景気浮揚」となるとか「地方創生」が論じられ

ながら、東京主体の我が国の経済論理・・・リニア新幹線・高速道路・空路、「ひずみ」の助長ばかり目立つ資本主義社会です。TAX(租税)回避・内部留保に大資本は安全策を取る。GNPも一人前となった我が国の「民生用の高度な技術」は少しずつ海を渡り、異国の地で「MADE IN JAPAN」を誇らしく思う方々も多いと思います。

 技術開発の舞台裏では国立大学である阪大院K教授の実験費用に「賄賂」三昧の逮捕も新聞記事となる悲しい出来事が繰り返されています。室蘭工業大学の荒川卓博士のように「0.053」や「0.068」の係数に人生を捧げる方の輩出はもう見られないのでしょうか。

室蘭は北海道でも地方都市です。北の大地の自然の厳しい土地であり、そのような環境で

あるからこそ、新技術開発の前に「基本実験の繰返し」が責務であったのでしょう。

「永田町相関図」とやらの全国紙・・・「勢力争いの縮図」です。「東京中心論理」に数は

力なり・・・を訴え、「人・もの・金」の呪縛になっている政治家の有様が見えます。

「綺麗ごとは通用しない」の典型例なのかも知れません。しかし、その実、庶民の心は捉え切れていない・・・選挙結果が示す過去の出来事を見れば歴然です。

メディアの報道姿勢も「主流」「非主流」が見え隠れして、私たちの暮らし方にも影響を

与えます。しっかり、「自己の論理」を構築し、「選挙」という手段で行使出来ます。

国土交通省→公益財団法人へ丸投げされる「政治施策」に疑問符を打つ輩出機運が生まれ

「権益」を本当の意味での「公益」にする「アクション」が鼓動することを期待します。

だからこそ、私は、地方都市で大変な苦労や「壁」にぶち当たった経験から、後進に対する構造のご支援を人生のライフワークとして元気な限り全うしたいと考えているのです。

(H29年02月05日)

地方開催の模索(その2)

「創生」とは・・・作り出すこと・・・と辞書にはある。

人口急減・超高齢化という我が国が直面する課題に社会が自律的・持続的に創生できる仕組みは、「地方創生」が論じられながら、東京主体の我が国の経済論理が「壁」となっている。

二極化・三極化など多極化経済論理に伸張する施策に高度な高速移動体系や情報改革が

ついてまわり、それを制する者が社会のイニシアチブを握る。

米国の新大統領は「米国第一主義」を唱え、保護貿易主義的な論理構築を推進すると悲しいかな「取り残される国」は危機感から「内戦」のきざしとなり「政情不安定」に結び付く。

すぐに「メキシコ」とか中南米諸国が話題となる。環太平洋を俯瞰すると「馬蹄形」の

ように地理的な繋がりは我が国も例外ではなくなる。グローバルな情報操作はひとたび

「ポピュリズム化」すると「疑心・腹の探りあい」となり「情け」もなく「金融論」となり

「鎖国政策」が蔓延する。資源の無い我が国は「鎖国」から「開国」に大きく海路変更した

遠い昔に戻る歴史が物語る。

「まち」の形成に大切な「ひと」や「しごと」は作り出すことから始まる。文化的な生活

を享受して「不自由」を知らない世代が多くなると「惰性的生活」に走る。

今より、「効果的なもの・しくみ」を工夫する智恵を出す場合、身の回りから始まるのが常であり「衣食住」が真っ先に遡上する。

私達、「建築技術者」にあっては「住」であり「構築物」の創生になる。

どの地方にも固有物がある。「建材」として「力の負担」に耐える要素を模索して改善すれば有効な「資材」となる。「シラス」という自然界の火山灰の「超薄膜繊維シート」への

有効利用や「流動体」としての異分野活用など「火山列島の産物」の逆活用も考えられる。

未知の開拓・取組みであれば内閣府の「地方創生」の推進にもなる。

「否定」「前例」ばかりでは先へ進まない。企業は「利益」が出ないものには「投資」しないのであれば、「施策」としてお国の「しごと」となるのです。

「農業」だって「土壌」が必修と思われていたが「空中栽培」や「特殊空間」利用の推進も

あり今や「東京農業大学」の「研究テーマ」も様変わりである。

「時の流れ」に身を任せながら・・・「地方での壁」・・・を思考しているのです。

 

 

 

 

 

(H29年02月15日)

地方開催の模索(その3)

「地方創生」のかけ声とは裏腹に「鄙(ひな)」には活気がありません。

愛知県の豊田市のような企業城下町ならいざ知らず・・・大多数の地方都市は人口急減・超高齢化という我が国が直面する課題に社会が自律的・持続的に創生できる仕組みは、「地方創生」が論じられても、「旗振り」のみで兵は動かず・・・である。

なぜそうなるのか・・・「霞ヶ関の机上の空論」だけでは庶民に実感しならないからであり、選挙のたびに施策応援の外郭団体からの「締め付け」が強化されるばかりなのです。

一部の富裕層・高級官僚のみ享受しているように庶民には映るのを「政治家」が見て見ぬふりをする・・・これも自己保身しかありません。地方都市に首長への補佐役として中央官庁の役人を送り込み、内閣府の思惑通りの施策を進めようとする基本的な論理がどうなのかをもっと公開した徹底議論もなく進めている施策なのである。

真の世の中改革として、「政治家」の当選は一回限りにするとか政治献金の全面禁止まで突き進まないと「澱んだ政治」に庶民は翻弄されてしまう。「清らかな水」は「うるおい」と「健康」に貢献し、無駄なせき止めのない「自然な水流」が望まれる。

地方都市にあって唯一の不満は、日常生活の不便さ、であったり「刺激」のないさしたる

「産業」もない生活環境で若者の定着にままならなくなる。教育においても、高等学校が

なく家族分断となる地域では「活路」を見出せずに地方交付税頼みの財政運営ばかりとなる。

 自身の苦しみはまさに「このこと」でした。晩秋の頃に「みぞれまじりの雨」そして「暗

い鉛色の空」を見ながら・・・「しんしんと雪の降る季節」・・・朝には、一面深い雪。

スバルの四輪駆動車が雪の中大変役立ち、後輪駆動の大衆車では「立ち往生」の連続です。

中国山脈が憎たらしいぐらいのまなざしで「南の空」を見つめる長い冬の生活です。

そんな「故郷」であっても、「学び」には人一倍熱心だったように思い起こすと、朝一番の

「大阪行き」の列車の始発時間に間に合うようにチェーンとスノータイヤのダブル装備で

最寄駅の鉄路に頼る日本建築学会の各種講習会参加に精一杯の日々でした。

播但線の生野駅を過ぎ姫路・明石・神戸付近の列車の窓からは「明るい日差し」を受けて

おり「中国山脈の峠」を境に分水嶺のように世界が広がったようにも思えたのです。

それだけ「北近畿」の冬の生活はつらく長いのです。

 「学び」に対して、大変な苦労の連続から郷里を離れる決断をした若年期でした。

だからこそ、今ある自分に感謝し、「構造のご支援」の地方都市開催を模索するのです。

 

(H29年02月25日)

地方開催の模索(その4)

全国各地の構造のご支援を開始して9年目・・・「札幌」から「那覇」までの展開から

現在は「東京」と「那覇」での開催をさせて頂き、昨年あたりから「地方に役立つ」内容へカリキュラムに移行し、今春4月からは「西宮」も再開しています。

ご当地でお世話して下さる方の実務支援から「教材」となるべくものについては「個人情報」に配慮しながら役立たせて頂いております。地震国・日本ではご存知のように地震地域係数(Z)があり、0.7~1.0まで変化します。また地盤についても「平野」と呼ばれる地域はほぼ「沖積層」なのです。「液状化」や「圧密沈下」など土質によって考慮される「基礎地業」など学ぶものも多く、実務者にとって「全国区」は大変ありがたいのです。

郷里は「多雪区域」で垂直積雪量も150cmでした。北陸地方もほぼ同様です。

H28年は、東北地方(仙台)で開催企画でしたがご参加者も少なく見送りといたしました。

H29年は、北陸地方(金沢)に期待しております。地元に熱心な支援者があり感謝しており

このあと企画・調整・開催へと進むことに期待しています。

雪で応力が決定すると・・・一般区域の都市部のような部材断面では追いつきません。

スパンが大きくなると軸力も過大なものとなり「杭基礎」となる。「液状化」が伴えば杭に入る水平力は100%となります。「基礎地業」にコストがかかるのです。

杭長さも40mを超えてきますとG,Lから上の工事費の20%近くもウェートを占めます。

中途半端な「摩擦杭」や「パイルドラフト基礎」の採用には躊躇せざるを得ないのです。

 郷里など多雪区域の市街地では「幹線道路」には地下水を汲み上げ「消雪装置」が路面に

「スプリンクラー」のように設置されており、「沖積層」の地盤沈下の原因でもある。

高等学校はかろうじてありましたが、大学はなく18歳となると「東京」「大阪」へ転出と

なり若者は、長男以外ほとんど「郷里」を後にします。

 平成の大合併で一時的に市の人口は10万人を超えましたが、今は下降線に一途です。

「学び」に対して、大変な苦労の連続から郷里を離れる決断をした若年期でしたから

今ある自分に感謝し、「構造のご支援」の地方都市開催を模索するのです。

 

(H29年03月05日)

地方開催の模索(その5)

全国各地の構造のご支援から「地方開催」の模索・・・の中で人口の「増減率」から

過去5年間でどこが「増えて」どこが「大きく減った」かを都道府県別に見てみます。

平成28年2月26日付けの全国紙よりその結果が以下のとおりです。

全国の人口 12,711万人の中で

「増えた」

第1位・・・「沖縄県」143万人   過去5年間で3.0%

第2位・・・「東京都」1,351万人 過去5年間で2.7%

第3位・・・「愛知県」748万人   過去5年間で1.0%

第4位・・・「神奈川県」913万人 過去5年間で0.9%

第5位・・・「埼玉県」726万人   過去5年間で0.9%

逆に、「大きく減った」

第1位・・・「秋田県」102万人   過去5年間で▲5.8%

第2位・・・「福島都」191万人   過去5年間で▲5.7%

第3位・・・「高知県」 73万人   過去5年間で▲4.7%

第4位・・・「青森県」131万人   過去5年間で▲4.7%

第5位・・・「山形県」112万人   過去5年間で▲3.9%

このように、「増えた」と「大きく減った」の乖離は8.8%もあるのです。

全国1都1道2府43県のうち「増えた」のは上記以外に

「福岡県510万人0.6%」

「滋賀県141万人0.2%」

「千葉県622万人0.1%」で、あとはすべて▲です。

この増減率から、「もの・かね・しごと」の集まる所は人口が増加する。

魅力に欠ける所は「転出」が止まらない・・・これが現実です。

全国の人口も過去5年間で▲0.7%です。

地方都市には「空路」「鉄路」「陸路」「海路」の利便性供与も国策次第です。

しかし、「学びに終着駅なし」です。ライフワークとして地方都市開催を模索し続けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(H29年03月15日)

地方開催の模索(その6)

全国各地の構造のご支援から「地方開催」の模索・・・現在、本社は「西宮市」です。

関東事務所は、埼玉県「幸手市」にあります。

フットワーク的には「西宮市」の場合、「空路」では関西国際空港・大阪空港・神戸空港へすべて1時間程度で公共輸送機関が便利です。マイカーでもすべて駐車場完備で入れます。

「鉄路」では新幹線の新神戸駅・新大阪駅に1時間程度です。

「陸路」は自宅から15分で「名神高速道路・西宮IC」へ乗り入れられるとても便利な場所です。山手に居住しており背後には「六甲山」を控え降雪など滅多にありません。

「幸手市」の場合、「陸路」は「東北自動車道」と「圏央道」と利用可能です。

「境古河IC~つくば中央IC」が平成29年2月26日開通しており成田空港にもそのまま自家用車移動が可能で、空路ネットワークが便利になります。

「鉄路」は、東武鉄道で「浅草」まで1時間程度で都内へ入れます。

2ケ月おきの「関東」と「関西」の暮らしも9年目となり「放牧民生活」のようです。

最近、「成田空港のLCCネットワーク」の素晴らしさに圧倒されています。

九州地区は、以前に「福岡市」にて定期開催させて頂き、九州新幹線にて「南九州(鹿児島)」からの受講者もありました。

是非、今度は南九州(鹿児島市)は「空路」にて「関西」や「成田」からのご支援を考えていますので「セミナー希望アンケート」にてお待ちしています。

地方都市には「空路」「鉄路」「陸路」の利便性供与も国策次第です。

しかし、「学びに終着駅なし」です。ライフワークとして地方都市開催を模索し続けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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