寺子屋教室-2
(R2年6月25日)
構造のわかる寺子屋指南 (その2)
構造のわかる寺子屋指南(その2)
前回の「沖縄県の活動」をもう少し、掘り下げてみます。
全国各地へ出向き様々な「構造のご支援」から「ニーズ」は何か?
「何が欠けているか」「何をどのように」と浅い知恵を張り巡らして取り組みますとおのず
と見えてくる「指南方法」があり、それを実践に移します。
当然、受講者は「初心者」の集団ですから、「右に倣え」の応答が多かったように記憶しています。依頼者は、実践の結果の「社員のスキル」が気にかかります。
当然ですが・・・依頼者に申し上げたのは「学びの費用」は自費であるべき・・・結果論。
会社の「行事」として、いやいやご参加では「身に付きません」と依頼者に進言でした。
もう一社は、「マンションディベロッパー会社」の設計部がお相手でした。
「寺小屋」とは何かも、形態・教育水準もインターネットで検索出来る時代です。
そんな中、こちらの企業の依頼者は「代表取締役社長」です。ご兄弟で親の代から業務を継続・展開されています。しかし、何か「壁」にぶち当たっていたのでしょう。
他社の行わない「社員教育」を望まれ、2回の開催となり、2回目は「指定教本」まで示されて「お困りの局面」がはっきりと把握出来ましたので、当方としては好都合でした。
この「連載」においては、「政治的要因」には触れませんが、「沖縄」と言えば「米軍基地」
の関わりがあり、企業側にもその要因に翻弄されているようにも見受けられます。
沖縄県の大手のゼネコン企業にも出向き設計部にて、「実務形式」にて「カリキュラム」の進行もさせて頂き、その後もご支援が継続しています。
沖縄本島北部の市役所・南部の市役所の方々も「建築指導課」以外、「教育委員会施設課」のご参加もあり満席で、熱心に聴講やビデオ収録もありました。
沖縄本島は、南北に約100kmの細長い島ですから、「移動・滞在」がネックとなります。
本島以外にも、「南西諸島・先島諸島」と呼ばれる「宮古島・石垣島」にも赴きました。
特に「宮古島」では「公民館」での「出前教室」ですから、まさに「寺子屋指南」です。
地元の新聞社の方も参加され熱心にご聴講頂いた記憶があります。
「石垣島」では、「大浜信元記念館」での開催と、さらにお一人の為にだけで専門資料の
「船便利用」も含めて出向いた記憶もあり、「石垣牛・郷土料理」に恵まれました。
離島開催では「沖縄県建築士会」の事務局には大変お世話になりました。
日本列島の南北約3,200kmの最南端・最西端までの移動・滞在です。